筋トレ薬剤師の薦め

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【実験】パスタのゆで汁に塩は必要か?

皆さん、「パスタを茹でるお湯に塩」を入れてますか?

最近は、おうち時間やYOUTUBEの料理動画も増えて、家で料理をする方も増えていると思います。

近所のスーパーでは、一時期パスタの入荷待ちもあり、パスタの需要が増えていると感じています。

 

そこで、本日は「パスタ茹でるお湯に塩を入れると実際にどうなるか」を実験しました。

 

塩分濃度 0%、1%、2%ので試しました。

結論としては、1%のお湯で茹でるとパスタに程よい塩味が入り、コシも残りました。

料理に使うなら1%が良いと感じました。

 

加えて、ぜひ試してもらいたいのが、塩無しと1%の食べ比べです!

理由は、この実験をしてからパスタの小麦の味を感じられるようになったからです。

気にかけたことのない味・香りは、体感しないと通り過ぎてしまいます。

なので、一度食べ比べてもらいたいです!

 

それでは、今回の実験の概要に移っていきます。

 

実験をするに至った経緯

最近は、おうち時間が増えてYOUTUBEでの料理コンテンツや料理雑誌を参考に実際に料理をする時間が増えている。

その中で、パスタに対する需要が高まっている。

 

さまざまな媒体で、「パスタを茹でる際にお湯に塩を入れる」点をよく目にする。

紹介の際には、「パスタに味をつける」、「沸点を上げる」と目にする。

しかし、塩を入れるとパスタにどの程度味がつくのかは、動画や雑誌だけでは理解に限界があるため、実験により体感することにした。

 

実験の方法

今回の実験は、自宅の台所で行う。

使用する機材は、お塩(CGC)、水道水、スパゲッティ(Barilla、No5、1.8mm)、

計量器(焦げてるTANITA)、鍋(使い込んだティファール

 

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実験材料・器材

塩分濃度0%群(塩なし群)、塩分濃度1%、2%群(1%群、2%群)の3群で実験を行う。

茹でるお湯1Lに対して、0g(塩なし群)、10g(1%)、20g(2%)の塩を溶解する。

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(左)10gの塩(右)20gの塩

パスタは、全群50gとする。

パスタの茹で時間は、表記の8分間とする。

お湯が沸騰後、規定時間茹でたあと、お湯をきる。

 

評価は、主観的に味や食感を確認する。確認は私と妻の2名で食した感想をもとにする。特に目隠しなどしないで行う(オープンラベル)。

客観的評価は、茹で終わった後のパスタの重量、断面の状態を計量器で確認する。

 

結果

味・食感

塩なし群については、小麦の味、香りを強く感じる。

しかし、塩味が感じられず味気ない印象。

食感はモチっとした印象だった。

 

1%群は、塩なし群と比較すると小麦の味、香りが薄くなるものの、

パスタ自体に味が入っていて、美味しかった。

また、食感は塩なし群と比べるとハリがあり、少し芯がありアルデンテの状態であった。

 

2%群は、パスタに塩味がかなり入っていて、塩辛い印象もあった。

食感は、塩なし群、1%群と比べると非常に硬く、芯がかなり残った印象だった。

 

重量

塩なし群 50g→114g +64g(128%増)

1%群 50g→113g   +63g(126%増)

2%群 50g→110g +60g(120%増)

塩なし群と比較すると、1%群で-1g、2%群で-4gとなった。

塩を入れることで茹で上がりの重量が減少した。

 

芯の状態

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(左)塩なし群(中)1%群(右)2%群

 

芯の状態は対照群が最も残り、次に1%群のように見える。

 

以上が、今回の試験の結果である。

たった1%の違いだが、大きな違いを感じられる結果となった。

 

次回の記事では、過去の文献を参考に自分なりに考察をしているので、

興味があれば見に来てください!

 

実験については、他の実験も行ったら記事にしようと思っています。

こんなこと知りたいなどあればコメントください!