pHは日常に溢れてる!【高校化学 pH】
おはこんばんちわ、ハイサイのーリーです!
オリンピックの延期が決まりましたね。。
準備をしてきた方は残念ですよね、、
来年、万全の状態で開催できるように進めてもらいたいですね。
さて、今日は、昨日の記事の続きです。
pHって何?っていう話ですね。
http:// https://muscle-pharmacist.hatenablog.com/entry/2020/03/24/210000
↑pHの定義と求め方は前回記事を参考にしてください。
§pHは身の回りで何に使われているの?
化学で習うのは、pHの計算くらいまでです。
当然、もう少し難しい計算式が出てきますが。。
しかし、pHを計算できても、
「こんなことできたって意味がない。」
「計算なんか楽しくない。」
という声が聞こえてきそうです。
では、日常生活や世の中に溢れているpHをご紹介しましょう。
1、体にまつわるpH
・血液:pH 7.4(弱アルカリ性)
・涙・唾液:pH 7.2~7.8(弱アルカリ性)
・汗:pH 7.0~8.0(弱アルカリ性)
・母乳:pH 6.6~6.8(弱酸性)
・肌:pH 4.5~6.0(弱酸性)
・胃酸:pH 1.5~2.0(酸性)
↑前回記事で中和された、HCl(塩酸)が主成分
体の中でもpHってバラバラなんですね!
2、弱酸性のボディソープ
近年、CMや広告で目にしますよね。
美容にあまり興味がない僕でも耳にするくらいなので興味ある方は熱心に調べていると思います。
僕自身、今回を機に色々調べてみました。
現在、ボディソープは弱酸性~弱アルカリ性のものが売られており、石鹸は弱アルカリ性のものが売られています。
そして、調べた結論から言うと、どちらが良いとは言えないということでした。
なぜか、調べた限りをお伝えします。
まず、肌は「弱酸性」に保たれる性質があります。
それは、体の皮脂による効果です。
なので、肌と同じ・似たpHの「弱酸性ボディソープ」は肌に優しいと言っています。
一方で、洗い残すと洗浄力が残ったボディーソープが肌を痛めることがあります。
逆に、弱アルカリ性では、肌と触れ合うと中和され、中性に近づきます。
洗っている間はアルカリ性で洗浄されています。(洗浄時間が短くなるともいわれている。。)
水で流すと、皮脂は洗い流されて肌は中性になりますが、すぐに弱酸性となり通常の状態に治ります。
このように見ると絶対的に、弱酸性がいい!弱アルカリ性がいい!とはいえなさそうですね。
pHの本質が分かると、言葉の裏側まで見えてくる感じがしますよね!
3、pH調整剤について
pH調整剤って聞いたことありますか?
コンビニのおにぎりやパン、化粧品やシャンプーなどに入っています。
pH調整剤の主な成分は、リン酸、クエン酸、コハク酸、酒石酸があります。
基本的には、食べても安全だといわれています。
なぜ、pH調整剤が使われているの?という点ですが、
食品であれば、変色を防ぎ保存期間を延ばすことができます。
化粧品やシャンプーなどは、肌のpHに合わせて酸性に近づけています。
このような添加物の話題になると
「添加物は身体に悪い!」と真っ向から否定してくる人がいます。
本当にそうでしょうか?
クエン酸を例にとって、ご紹介します。
クエン酸は、レモン含まや天然の食材に含まれています。
そして、体内で2kgも毎日作り出しています。
最終的に、グルコースを作り、エネルギーに変換しています。
なので、頭ごなしに否定はしないようにしてください。
基本的には、安全です。
研究で使われている濃度は、日常では到底取り切れない量を扱っているケースも多くあります。
なので、注意していただきたいのは、何事も取り過ぎはよくないということです。
コンビニのおにぎりを食べたら、次の食事は自炊する。
といったようにうまくバランスをとってください。
ちょっと、最後は主旨がずれてしまいましたね(笑)
みなさん、どうでしょう?
pH、少しは身近に感じていただけましたか?
それでは、また明日、バイバイ!