グルコースを中心に、二糖類を覚えよう。マルトースを発酵させてWEB飲み会!part4
おはこんばんちわー、ハイサイのーリー(@muscle_pharmac)です。
昨日、初めて大学時代の友人とWEB飲み会をしました。
思っていた以上にタイムラグもなく、楽しめますね!
安上りなので今後もやっていきたいですね。
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昨日までは、単糖類でしたね。
さて、本日は2糖類の紹介です。
ラインナップは以下の通りです。
2糖類
・マルトース
・スクロース(ショ糖)
・ラクトース(乳糖)
では早速始めていきましょう。
まず、2糖類全般に関してです。
読んだままですが、糖が2つ結合しています。
結合は、脱水によってできます。
なので、化学式はC12O11H22です。(C6H12O6×2-H2O)
単糖類との違いは、すべてが還元糖ではない。ということです。
理由は後述しますが、スクロースは非還元糖です。
このあたり、高校化学で問われるところです。
記憶しておくといいでしょう!
<マルトース>
別名、麦芽糖です。
モルトでピンときた方もいますかね?
このマルトースは、発酵させることでビールになります。
あと、ミロにも入ってます!
さて、構造式ですが、下記のとおりです。
グルコース2つでマルトースです。
この構造にヘミアセタール構造があるので、水中でアルデヒド基になり、
還元性を示します。
グルコースのヘミアセタール構造が残っています。
なので、マルトースは還元糖です。
ちなみに、ヘミアセタール構造はここです。
覚え方は、紙とペンを用意します。
紙にペンをグルグルしてみてください。
〇ができますね。
グルグルでマルになります。
グルコース2つでマルトースになります。
覚えられました?(笑)
特徴は砂糖の甘味の3分の1、カロリーは半分です。
甘さ控えめですね!
<スクロース>
これは、砂糖です。
説明する必要がないくらい、メジャーな物質ですね。
近年では、砂糖の中毒性を危惧する報告も出てきています。
確かに、甘いものって美味しいですし、料理を作ると驚くほど砂糖が使われてたりしますよね。
糖尿病の発症にも起因しますので、食べる際は取り過ぎないように意識が必要ですね。
構造式は下図のようです。
こちらは、ヘミアセタール構造の部分が結合に使われているため、
ありません。
つまり、還元作用を示さない、「非還元糖」です。
また、スクロースを加水分解し、グルコースとフルクトースを作ることを転化と言います。
そして、できた糖を転化糖と言います。
構成している単糖は、グルコースとフルクトースです。
覚え方は、フルクトース(果糖)が入ってるから、甘い砂糖!
そのままですが、そのまま覚えられると思います(笑)
<ラクトース>
これは、乳糖。
母乳や牛乳に置く含まれている成分ですね。
乳児には必須の栄養素ですね。
日本人は「乳糖不耐症」の方が多くいるといわれています。
牛乳をたくさん飲むと、お腹がゴロゴロする人は、乳糖不耐症かもしれませんね!
理由は、乳糖を分解する「ラクターゼ」の分泌が少ないためです。
ヨーグルトやチーズは、乳酸菌などがラクターゼを補完するため、不調を訴えにくいそうです。
さて、構造は下図の通りです。
覚え方は簡単です。
ガ”ラクトース”で名前の中に入ってますね(笑)
以上で、2糖類の紹介は終わりです。
明日はいよいよ、最終章です!
最後は多糖類。
多糖類には筋肉に貯蔵される「グリコーゲン」も含まれます。
お楽しみに!
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それでは、バイバイ!