飽食の時代に痩せようとする、あなたへ!
おはこんばんちわー、ハイサイのーリー(@muscle_pharmac)です。
長い方だと今日でGWが終わりという方も多いのではないでしょうか?
自粛ウィークとされていた今年のGWはなかなか家からも出られずに、
悶々とされていた方も多いかと思います。
そして、、体重が増えたという方も少なくないはずです。
なので今日からは、「飽食時代と飢餓状態」を紹介していきます。
飽食時代に生きる皆さんは、
なぜ太るのか
どんな物質にして蓄えるのか
どうやって蓄えられるのか
を知ることで、今後に対策が打てると思います。
ぜひ参考にしてみてください!
なんで太るのか
それは、生き延びるためです!
生物としての生き延びることは最重要課題です。
今の日本は、ほとんどの人が食事に困ることなく生活ができていると思います。
さらに、好きな食材・料理を食べることができます。
これが、原始人と呼ばれていた時代では、「好きなものを好きなだけ!」とはいかなかったはずです。
タンパク源の肉や魚も手に入りません。
稲作が普及するまでは、糖質もまともに摂取できません。
なので、多めに食べた時は、明日以降も生き延びるために蓄えます。
どんな物質にして蓄えるのか。
グリコーゲンとトリアシルグリセロールです。
2つの役割としては、即効性と遅効性です。
グリコーゲンが即効性のエネルギー源です。
無数のグルコースが繋がっているグリコーゲンは、すぐにエネルギーに変換されます。
蓄えられる量は、18時間~24時間の活動量分です。
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トリアシルグリセロール、いわゆる脂肪は遅効性です。
水さえあれば人間は、2週間ほど耐えられます。
それは、グリコーゲンがなくなった後も、脂肪が代謝されてエネルギーになるからです。
どうやって蓄えられるのか
グリコーゲン
主に、肝臓や筋組織に蓄積されます。
食事をとると、糖質が分解されグルコースが血中に多く含まれる状態になります。
その場でエネルギーとして使わないグルコースは、
「今度使うときのために取っておこう!」
となり、インスリンが分泌されグリコーゲンが作られます。
トリアシルグリセロール
主に、肝臓や脂肪組織に蓄積されます。
脂質を摂取した際は、分解されずに一部は脂肪組織に蓄積されることは以前紹介しました。
糖質を取った際は、グルコースに変換されます。
グルコースは解糖系という代謝経路でアセチルCoAが作られます。
そして、すぐにエネルギーにしない際はアセチルCoAをトリアシルグリセロールに合成して蓄えます。
トリアシルグリセロールは非常に高エネルギー物質です。
生体にとっては、死なないために非常に重要です。
muscle-pharmacist.hatenablog.com
今日は、太ってしまう生体のメカニズムを紹介しました。
紹介したように食べて、太ってしまうのは当たり前なのです!
なので、あまり悲観し過ぎずに、
「生きるためなんだな」
「自分の体は正常だな!」
と思ってください。
そして、痩せたい方は、
このことを理解して食事のPFCバランスを考えてみてください。
やはり、糖質や脂質は形を変えて蓄積しやすいです。
なので、タンパク質を取りエネルギーに変えていく、筋肉を減らさないようにするなど工夫が必要です。
PFCバランスについても過去に記事を書いています。
参考にしてみてください!
muscle-pharmacist.hatenablog.com
明日は、「飢餓状態」について紹介します!
それでは、また明日!バイバイ