環境変化に耐えられるのは、ホメオスタシスがあるから!体の頑張りを感じよう!
おはこんばんちわー、ハイサイのーリー(@muscle_pharmac)です。
みなさん、ホメオスタシスという言葉はご存知ですか?
薬学部に入り、生物学を学ぶ際に初めに習う言葉の1つです。
ホメオスタシスを知ると、薬の役割を考えたり、体の頑張りを感じることができます。
目次
ホメオスタシスとは?
ホメオスタシスは、恒常性機能と訳されます。
常に同じ状態を保とうとすることです。
ホメオスタシスが機能する場面は?
例を紹介しましょう。
分かりやすいものは、体温です。
みなさん平熱は36℃くらいだと思います。
その体温は夏でも、冬でも大きく変わらないですよね?
これがホメオスタシスです。
夏の暑い日には、汗をかくことで放熱します。
冬の寒い日には、ブルッと体を震わせることで体温をあげます。
他には、心拍数や呼吸数などは運動すると酸素を取り込むために上がります。
充分な酸素が届けば元に戻ります。
このように、体は常に同じ状態を保とうとします。
病気との関係
ホメオスタシスの働きが破綻すると、病気になります。
血糖値が下げられなくなると、糖尿病になります。
食事をすると血糖値が上がり、インスリンが分泌されます。
そして、血中の糖をグリコーゲンにし肝臓・筋肉に蓄えて血糖値を下げます。
しかし、肥満や運動不足の方は身体にエネルギーが多く蓄えられているため、
インスリンの分泌量が少なかったり、効果が薄まることがあります。
これが、ホメオスタシスの破綻による病気の発症です。
薬の役割って?
足りないものを補充したり、外敵を排除したりと、様々なアプローチがあります。
その中で、ホメオスタシスを手助けする、体の機能を補助する役割があります!
糖尿病治療薬は、インスリンを増やしたり、分解を抑えたりする作用があります。
その他にも、血圧の薬や解熱剤などがあります。
このような薬はあくまで手助け・補助です。
いわゆる、対症療法と呼ばれるものなので、
根本原因を取り除かなければいけないことを忘れないようにしてください!
いかがでしたか?
薬理学の基本、生物学の基本を紹介しました。
普段生活でも、体調の変化や体の変化を感じた際に、
「体は正常に治そうとしている。」
「異常と闘っている」
ということを念頭において、薬などでカバーしてあげるようにしてあげてください!
「出されたからとりあえず薬を飲む」
という意識より効果にも変化があるはずです!
今日はこの辺で!
バイバイ!