筋トレ薬剤師の薦め

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プロテイン飲んでるけど、何のため?タンパク質の体での役割!

おはこんばんちわー、ハイサイのーリー(@muscle_pharmac)

 

今日は、タンパク質について解説していきたいと思います。

 

以前、アミノ酸の紹介はしましたよね?

読んでいない方は、ぜひ読んでください!

 

それにしても、うっかりしてました、「タンパク質」についての記事書いていませんでした。

 

始める前に少しおさらいしましょう。

 

<復習>

タンパク質は、アミノ酸が多数結合してできている物質です。

 

アミノ酸20種類あります。

そのアミノ酸ですが、体で合成できない必須アミノ酸と呼ばれるグループがあり、9種のアミノ酸を指します。

これらは、食事かサプリメントから摂取する必要があります。

 

では、残りの11個のアミノ酸はどうなのか。

必須アミノ酸から体の中で合成されて作ることができます。

だからと言って、全くとらなくて良いというわけじゃないですよ!

muscle-pharmacist.hatenablog.com

 

 

ということで、本題です。

3つのテーマに分けて紹介していきます。

 

1、タンパク質の役割

2、タンパク質の合成について

 

 

1、タンパク質の役割

タンパク質は、必須栄養素の1つであり、PFCPです。

PプロテインPですね。

 

このタンパク質ですが、何が重要なのか。

多くの役割がありますが、その一部を紹介します。

 

1つは、「免疫」です。

今、世界中で問題になっている、新型コロナウィルスを例にとって紹介します。

 

このような言葉を耳にすることはないですか?

「高齢者は、重症化しやすい。」

「糖尿病などの基礎疾患がある人は、重症になりやすい。」

 

まだ解明されていないことが多くあるので、一概にこの点だけでは説明できませんが、

要因の一つに「免疫力の低下」が挙げられます。

 

高齢者や基礎疾患がある人は、免疫が下がっていることが多いです。

 

この免疫に関与している1つに、「免疫グロブリン」と呼ばれるタンパク質があります。

皆さんがよく知る「抗体」の一種です。

 

免疫グロブリンは、血液やリンパ液の中に存在しています。

そして、体内に異物(ウィルスや微生物など)が入ってくると、

狙いを定めて排除します。

 

また、1度攻めてきた異物を覚えることでより早く、太刀打ちできるように「抗体」の型を記憶しておきます。

これを獲得免疫と言います。

それが、生涯続くものを「終生免疫」と言います。

 

この原理を使っているのが「ワクチン」です。

 

毒性のない異物で体に抗体を覚えさせます。

赤ちゃんが、たくさんのワクチンを打つのはこのためです。

 

次に、皆さん大好き「筋肉」です。

筋肉には、「ミオシン」と「アクチン」というタンパク質があります。

ミオシン、アクチンは、2つが一緒になり「アクトミオシン」になり、ATPを使って筋肉の収集に関与しています。

 

最後に、「酵素」です。

以前の糖の記事を覚えていますか?

デンプンをマルターゼに分解する「アミラーゼ」のことを。

この「~ase(~アーゼ)」酵素を示していて、タンパク質なのです。

 

アミラーゼ以外にも当然、多種類の酵素が存在します。

DNAを切断酵素や合成する酵素、微生物を溶かす酵素などなど本当に無数に存在します。

 

タンパク質の役割について、一部ですが紹介しました。

「抗体」、「筋肉」、「酵素無いと困るのは想像できますよね?

 

「抗体」がなければ、すぐに病気にかかったります。

「筋肉が動かなければ、呼吸や歩くこと等もできなくなります。

酵素がないと、食べ物の分解ができず、栄養になりません。

 

まだまだ、タンパク質の役割はありますが、必要不可欠なのは分かっていただけたと思います。

 

2、タンパク質の合成について

タンパク質の合成に関しては、以前に簡単に書いたことがありますね!

5炭糖の記事をチラ見してみてください!

 

muscle-pharmacist.hatenablog.com

 

セントラルドグマ」という、タンパク質合成の流れを説明したものです。

DNA⇒(転写)⇒RNAmRNA)⇒(翻訳)⇒たんぱく質

と示されます。

たとえ話も書いているので参考にしてみてください。

 

今回は少し、掘り下げて説明します。

 

DNARNAは5炭糖のリボソームやデオキシリボースに塩基・リン酸が結合したものが連なっています。

 

ここで重要なのは、塩基の部分です。

アデニン、グアニン、シトシン、チミン、ウラシルの5種の塩基の順番が重要になります。

 

DNAでは、アデニン、グアニン、シトシン、チミン

RNAでは、アデニン、グアニン、シトシン、ウラシル

RNAはチミン⇒ウラシルになります。

と、組み合わせが決まっています。

 

この塩基の順番を塩基配列といい、

DNA塩基配列を参考にRNA塩基配列が決定します。

 

このRNA塩基配列を3塩基ごとのコドンと呼ばれる括りで見ていきます。

コドンに対応したアミノ酸を決定し、つなげていくことでタンパク質を合成します。

コドンを読み解くためにコドン表というものもあります。

 

ヒトのDNAは約31億個の塩基が連なっているといわれています。

さらに、DNA塩基配列が分かったのは2003年。

結構つい最近になって解明されました。

 

といった感じで、タンパク質は作られていきます。

結構ややこしいですよね?

時間があるときに、もう少しわかりやすく解説します!

 

 

さて、今日は知ってるようで知らない「タンパク質」を紹介しました。

ざっくり言うと、

「タンパク質は、めちゃくちゃ重要で、DNAが絡むような複雑なステップを経て出来上がる!」

ってことが分かればいいです!

 

オススメのプロテインを貼っておくので、ぜひ!

 

 

 

それでは、また明日!

バイバイ!